佐賀市巨勢公園の実施設計
佐賀市巨勢公園の実施設計

佐賀市巨勢公園の公園実施設計の事例です。

実施設計で市民の参加意識を高める

基本計画のワークショップでは主に利用法を考え、どのような施設を取り入れるか、その配置をどのようにするかが問題となりますが、実施設計のワークショップになると、空間構成や細かなデザインが問題となります。当然、細かなデザインはこちらで行いますが、市民にはその決定に参加したという意識を持っていただかなくてはなりません。その参加意識が公園への愛着につながります。その意味で実施設計のワークショップは重要です。

多くのアイデアと多くの意見を

実施設計のワークショップではいかに多くのアイデアを引き出すか、いかに多くの意見を整理するかがポイントです。

VRによる基本設計案の疑似体験

第1回は意見が出やすいように VRによって基本計画における空間やデザインを説明することから始めます。基本設計を基に作成した VRで駐車場からエントランスに進み、公園を一周して公園散策の疑似体験してもらいます。おそらく、参加者はどのような公園が出来るかを初めて理解する事になります。疑似体験のあと、気になるところや変更したいことを出してもらいます。 VRで提示するとわかりやすいだけに様々な意見が出てきます。しかし、それがワークショップのツールに必要なポイントです。わかりやすく情報を提供し、たくさんの意見を引き出す事が重要です。

VRのパーツ
VRのパーツ

たくさんのパーツでシミュレーション

第2回では前回に出た意見をすべて VRにして提示します。出た意見すべてに対応した VRのパーツを準備します。それとともに、各ファニチャーやモニュメントなども実施レベルでデザインされた物を準備します。これらを準備しておいて、意見の分かれたところはいくつかのバリエーションを VRで提示して一つずつ検討していきます。わかりやすいだけに参加者の決定は早いです。おそらく、現実にできるものがイメージできるだけに、安心感があり、決定するのにも迷いが生じなくなるのではないでしょうか。結局、第2回でおおよその意見がまとまりました。

VRならでは、その場で修正も

第3回は最終案を VRで確認するとともに、最終の意見を出していただきます。その場で  VRを修正してプレゼンテーションは終わりました。あとは公園の活用方法や維持管理への参加等についての検討を行いました。参加の皆さんには大変満足していただき、3回のワークショップは終了しました。その後の実施設計もほぼ VRの通りに仕上げ、業務を完了しました。

公園実施設計のワークショップで VRを使うメリット

  • イメージが明確で、たくさんの意見を引き出すことができます。
  • 多くのパターンの意見に対応可能な情報提供ツールです。
  • 実際にイメージできるため、参加者に安心感を与え、早い決定を促します。
Demo Contents ver.5
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SOLA 5
SOLA5
VRと写真を比べる
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VR Gallery
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