イークラフトは、VR(バーチャルリアリティ)を積極的に活用したデザイン提案を行います。計画初期からプレゼンテーションまで、一貫した三次元による可視化を行うことで、間違いのない設計、分かりやすい設計を行うことができます。

モデリング

プラン作成

設計プランを作成します。手書き図面による素早い展開と、3DCGの高い可視性を組み合わせた プロセスで行われます。現地を確認し、イメージを膨らませるスタディの段階から VR(バーチャルリアリティ)を作成します。 従来はこの段階で「スタディ模型」を作っていましたが、外景観、眺望景観の把握、空間の把握という面では少し物足りないものがありました。3Dデータの作成は基本となる地形、園路等のモデリングから行います。当初はラフに入力しシミュレーションを繰り返すごとに、徐々に精度を上げていきます。また、建築、樹木、ストリートファニチャー、サイン等、配置のシミュレーションに使うオブジェクトのモデリングを行います。これらについても、計画レベルのラフな形状から実施レベルの細かな形状まで段階ごとに精度を高めていきます。

シミュレーション

シミュレーション

ベースおよびオブジェクトのモデリングデータをVR(バーチャルリアリティ)に入力します。すべてのモデルは VR上での移動、複写、形状変更等の編集します。 次にベースとなる地形の上にオブジェクトを配置し計画した空間のシミュレーションを行います。また、 オブジェクトとして配置している各施設のデザインも検証します。一般的には、VRの作業は 3DCGオペレータが行いますが、イークラフトの場合は設計士が担当します。これを繰り返し、プランおよび各施設のデザインを固めていきます。VR(バーチャルリアリティ)はいくつものパターンを簡単に取り替えながら、様々な視点から検証できるので誰にでも容易に景観シミュレーションを行うことができます。また、シミュレーションを繰り返して作り上げたものがそのままプレゼンテーションツールとしても使えます。

プレゼンテーション

プレゼンテーション

様々なシミュレーションを行い、プランがある程度固まるとプレゼンテーションに必要なツールを用意します。もっとも説得力があるのは、リアルタイムレンダリング3DCGの VRですが、様々なアングルの静止画やアニメーションもそれを補うものとして大変有効です。プレゼンテーションに複数案が必要なときは、VRのレイヤ機能を用いて事前に準備しておきます。また、この時点で使用する平面図も VRから書き出すことができます。

納品

このように最初のデータ入力から最終の成果まで一つのデータの修正ですから大変効率的です。資源の無駄もありません。そして、最終的な納品形態としてのCAD図面を作成します。VRの平面図データを3Dモデリングソフトに書き出し、CADアプリケーションにフィードバックすると平面図の作成も容易です。また、作成したVRコンテンツも納品します。イークラフトが作成するVRは、ビューアソフトやプラグインが不要で、ダブルクリックするだけで気軽に観覧できます。