グリーンピアなかがわ

「検討委員会」での説明に VRを利用した事例

グリーンピアなかがわは20数年前にオープンし、人工スキー場やスライダーを中心としたレクリェーション施設でした。施設の老朽化と利用者の減少により大幅な改修を行うことになり、「検討委員会」で改修案を検討することになりました。基本的な方針として、周りの自然を活かした「自然公園」にする方向性は決まっていました。検討委員会は町民が主体であったため、計画案の説明は VRで行いました。やはりVRを使うとたくさんの意見が出てきます。その整理が大変でしたが、まさに、コミュニケーションを促進するツールであることを実感しました。

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大池東公園

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設計シミュレーションのはずが地元説明でも

福岡市街区公園の設計シミュレーションのためのVRです。福岡市は担当者も公園技術者ですのでプレゼンテーションには必要ありませんが、少し変わった設計をする際にはデザインを説得するためにVRを作ります。道路からの公園の見え方を強調したかったのです。要望により、そのまま地元説明にも使いました。やはり VRを制作しておくと、いろいろと役立つ場面があります

桧原桜公園 1:クリックして詳細

桧原桜公園

「公園設計ワークショップ」での VR

福岡市の桧原桜公園の桜は全国的にも有名な桜です。20数年前、道路整備にともない切られることになっている桜を一人の市民が「せめて開花まで待って欲しい」と短歌で訴えました。それに市長が答えて、桜が残されました。その残された9本の桜を記念して公園が整備されることになり、ワークショップで計画案をつくることになりました。このVRの特徴は9本の樹形の異なる桜を一本一本再現したことです。手間はかかりますがこれがリアルなVRをつくるポイントです。

 
桧原桜公園 2:クリックして詳細

しかし、ワークショップでは少し失敗しました。会場と現地が少し離れていたため、第1回目で現地調査を省いてVRで現状説明をしましたが、現地を見ないとわからないという意見がたくさん出ました。やはり、現地のイメージは重要です。少し現地を見ただけでもVRのリアリティは格段に向上します。VRのリアリティは私たちの想像力が補っているのです。